2018/09/20 13:42

WSDOでは綿糸を染色する際「化学染料=ケミカル染め」と「天然染料=草木染め」の2種類で商品を作っています。もちろんどちらも赤ちゃんや動物が口にしても無害な安心できる染料を使っていますが今回は草木染めの魅力をお伝えできたらと思います (*^_^*) ♡

 

自然界にある「天然染料」を使って染める草木染め、昔はそれが普通でした。でも時代と共にもっと安く、短時間で大量に染められる化学染料が主流になりました。現在も流通している商品の99.999%以上は化学染料です。

それでも草木染めの魅力と奥ゆかしさに共感し愛用する人も増えています♡


◇魅力①・・・環境にやさしい


 染色後の廃液が環境を汚染しない、傷つけない、地球にやさしい


◇魅力②・・・人にやさしい


 化学染料の中には人体に有害で発がん物質を生成する可能性のあるものがある

 自然のものは口に入れられるくらい安全性が高い

 敏感肌、化学物質に抵抗がある人も安心


◇魅力③・・・色がやさしい


 化学染料のように濃い色は出ないが淡く、ナチュラルな、奥深い色合いは美しい

 

すばらしいですよね!!!(*^_^*)(*^_^*)

でもやはりこれだけの魅力があるとはいえ製作する側としては多大のコストと労力がかかり大量生産には向かないので採用されません。WSDOのオーナーさんにインタビューした時も、草木染めにかかる手間と経費はケミカル染めの数倍だと言われていました。ケミカル染めは2日で30キロ染められるのに対し草木染は4日で10キロです。たくさん一気に染められないし、ガスでじっくりゆっくり時間をかけて煮出して染めるのでガス代も相当かかるそうです。それに加えて人件費や原料費のコストもプラスするとどれだけ草木染めが大変かが分かります。



私も今回のインタビューで初めて知ったのですがWSDOで草木染めが始まったのは日本人のリクエストがあったからだそうです。ネパールで好まれる派手目な色の商品が多かった時に日本人に好まれるナチュラルな風合いの草木染めを日本人ボランティアの指導によって始められました。

世界各国の顧客の中でも草木染め商品の売れ行きは日本人がだんとつだそうです。草木染めに多大の労力とコストがかかるのに価格設定がケミカル染めとあまり大差がないので正直利益は少ないそうですが少しでもたくさんの日本の方にWSDOの商品を気に入り使っていただけたら嬉しいとおっしゃっていました(*´꒳`*)♡



紅茶、柿、西洋アカネ、ミロバラン、ザクロなどを使って単品で染めたり、いろいろミックスして掛け合わせることでたくさんの奥深く味わい深い、化学では生み出せないまさに自然の恵みともいえる美しい色ができあがります。



その糸を手織りし縫製したくさんのポーチやバック、ぬいぐるみとして店頭に並びます(〃ω〃)♡


WSDOでは草木染めの商品には茶色のタグ、ケミカル染めの商品には赤色のタグがつけられているので見分けるポイントになります٩( ᐛ )و




自然の原料を使っているので色の出方は一定ではありません。その時々で微妙な色の違いが生まれ、その糸で作られる商品はまさに世界で一つの一点物!手作業なので色ムラや濃淡の差が出ることもありますがそれも既製品では楽しめない草木染めならではの個性・味わいとしてお楽しみいただけたら幸いです(〃ω〃)♡


草木染めが好きな方も、一度も見たことがない、使ったことがないという方もぜひこの機会にWSDOで一つ一つ丁寧に愛情こめて作り上げられた商品をお使いいただけたらと思います。

ネパゴルではたくさんの草木染めのアイテムを取り扱い、これからもどんどん入荷する予定です。一人でもたくさんの方々にご覧いただきお選びいただけたらうれしいです♡♡♡

ありがとうございました(*´꒳`*)